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コラム

スクールを運営してわかったWEB制作者に求められること

2018/09/10

WEBスクール運営してわかったこと

こんにちは。代表の三崎です。

今日はアンが運営しているWEBスクールのネタをご披露します。

やってみて初めてわかることって多いですよね。
自分が仕事をしているWEB制作業界の「闇」、いや、陥りがちな「失敗」みたいなことをまとめてみます。

あ、「やってみて初めてわかること」って「やってみなければわからないこと」です。
チャレンジっていろんなことを教えてくれますね。


アンがやってるスクールって?

まずはアンが運営する「アンウェブスクール大阪」が何をやってるか、の紹介から。

カンタンに言うと、マンツーマンでWEBデザイン、WEBディレクションを教えているスクールです。受講生の課題解決を目的とした独自のカリキュラムを組み、授業は1回2時間で計10回おこないます。

講師は私一人です。
親切丁寧でサービス精神旺盛なスクールなので(笑)、多くの生徒さんを担当することができず、最大10名までと決めています。
受講生それぞれの悩みは千差万別なので、毎回の授業で個別のカリキュラムに向き合うために私自身が自分の頭を切り替えるのは大変です。

ま、一般的なWEBスクールと正反対のことをやってると、時々生徒さんから言われます。(笑)

さて、何となくスクールをご紹介できたところで、本題です。
千差万別と言いましたが、分析してみると多くの受講生に共通項があることが見えてきます。

すでにWEB系で就業している人たちの職場環境のことです。

そら、無理やわ。(ある受講生のエピソード)

まず大前提として、WEB制作はとても面白くて、やり甲斐があり、社会的にとても重要な仕事であることをお伝えしておきます。
本気で取り組めば、自分自身の能力と人間性両面の成長の「起爆剤」になり得ると言っても過言ではありません。

しかし、業界が本格稼働してからまだ20年くらいですので、未熟なところや未開拓なところがたくさんあります。

一昨年、ある受講生から驚きの話を聞きました。彼はディレクターとしてすでにWEB制作会社で働いています。でも、なかなか勉強する時間が取れないため、私のスクールに通うことにしたそうです。

実際に授業を始めてみると、その受講生が全然WEBのことを知らないことに驚かされました。

改めて就業の経緯を聞いてみたところ、社内で突然WEBディレクターになるように言われ、慌てて勉強をしたが全然間に合わなくて、毎日困っていたそうです。先輩スタッフも専門的な知識がないため指導を受けることができず、デザイナーやコーダーともかみ合わない。なんと、WEB未経験の彼が社内で唯一のディレクターという信じがたい状況だったようです。

また、営業担当者が依頼を受けた案件は内容を吟味せず全て受注するらしく、大変な仕事や受けたくないクライアントからの仕事がほとんど事前告知なしに突然振られてくるという厳しさ。本人は「厳しい」というより、「それっておかしいのでは?」と言ってましたが。

クライアントとの打ち合わせで、知識不足を指摘されたり、強く叱られたりしたことは特にショックだったようです。
社内のスタッフ同士もうまく連携できず、仕事が進まないので、全員毎日「終電」間際まで会社にいるとのこと。

WEBの知識がない人が「WEBディレクター」と書かれた名刺を持ってクライアント企業と打ち合わせって、そら無理ですわ。

WEB制作でメシを食うために意識すべきこと

でも、彼のように実力が伴わないポジションで仕事をし、なおかつスキルアップが見込めなくて困っている人は結構多いのです。
スクールを運営してみて初めてわかったことです。

業務効率の悪さが職場のバタバタを招き、WEB制作会社は「毎日終電が当たり前」が一般化し、肉体労働か!みたいな大変な現実もスクールの受講生たちのリアルな話から見えてきました。
原因は制作会社とそこで働く人の未熟さと、未完成なビジネスモデルに振り回される毎日を改善できない消極性だということも私なりに想像するに至りました。

一方で売上げの問題もあります。
予定売上を上げられない人が環境改善ばかりを訴えているのは滑稽です。プロですから、きちんと売上をつくれる制作スキルとビジネススキルを身につけて実績を積み上げることが大前提になります。

アンもWEB制作会社ですから、同じリスクを抱えています。しかし、「WEB制作会社だから」という基準は早くに捨てました。他の業界と同様に、売上、利益、働く環境の改善は可能だという前提でいろいろと取り組んできました。(まだまだ発展途上ですが。)
私はテレビ東京の「カンブリア宮殿」が好きで、登場する社長さんの話によく感動します。成功した社長さんは共通して「業界の常識を破った」ということをおっしゃいます。
今いる業界の常識を捨てて、「このやり方はおかしいのでは」とか「こうしたらもっと良くなるのでは」とドンドン言って、ドンドンやっていけば改善のポイントは見えてくると思います。WEB制作業には改善できるポイントがゴロゴロ転がっていると感じています。

WEB制作会社は、日本の中小企業が売上げアップやブランディングを目指す時に最も頼られるパートナーになるべきだと思います。重要な役割を担い、価値の高い仕事ができるはすです。

そのためには、そこで働く人のスキルアップと意識改革が必須です。「アンウェブスクール大阪」はそこの教育と指導を重視したスクールです。受講生にWEB制作で「メシが食える」ようになってもらいたいので。そして、WEB制作業界をもっと面白くて価値のある業界にしていきたいです。

好きな仕事で大活躍しよう!

仕事は何を選んでも大変なもの。お金をいただくのですから。
だから、遠慮なく好きな仕事で成功を目指すべきと思います。

しかし、ここでビミューな勘違いが発生します。「好きな仕事」って何でしょうね。

「好きな仕事を選んだつもりだったのに、しばらくやってみると本当に好きなのかどうかわからなくなってきました。」と言う人がいます。こういう人はだいたい努力が足りません。
本当に仕事を好きになるには時間がかかります。努力してスキルを上げて活躍して初めてその仕事の魅力がわかります。人の役に立ち、感謝されることなどがきっかけになり得ます。そうなる前に「本当に好きなのかどうかわからなくなってきました。」と言い出す人は努力不足で逃げている人が多いです。

年寄りの小言みたいになってきたので(笑)、話を戻します。
WEB制作は面白い仕事です。自分のつくったWebサイトが世界を変えるかもしれない。アハハ、少し大げさな言い方かもしれませんが、それくらいのつもりで頑張って欲しいです。本当に世界を変えるような仕事にかかわれる可能性だってあるのですから。

スクールの受講生にまず伝えるのは、WEB制作という仕事を小さい枠にはめてしまわず、大きな可能性を持つ壮大な仕事と捉えてほしいということです。自分の目標のスケールも大きく掲げ、モチベーションを高く保ってほしいです。

好きな仕事で大活躍しましょう。

まとめ: 温泉のように次々と湧き出てくる(笑)WEBの課題への対処

これほど変化のスピードが早い業界も多くないでしょう。
実際に働いている人にインタビューすると、「楽しいけど覚えることが多くて大変」とか「トレンドの変化が早過ぎる」などの答えが返ってくるでしょうね。

WEBの世界を進化させた企業と言えばGoogleです。
ネットの魅力を世界中に浸透させ、今なお、WEBの新しい価値の創造に向けて、さらなる変化を起こそうとしているスゴイ企業です。

Googleの新しい発表はネットを通じてすぐ世界中に広がり、WEB関係者の間で話題になります。正確には、話題になるというよりどうやって対策したらいいかをみんなが知りたがると言った方がいいでしょう。年に何度かそのようなことがありますので、私たちは情報収集だけでも結構な時間とエネルギーを割きます。

WEB制作者は、自分のスキルアップを実現しながら、新しいトレンドに対応する力も求められます。
仕事とは言え、全てを併行してきちんとやっていくのは至難の業です。
わからないことはGoogle先生(Googleで検索して調べること)に聞いたり、誰かに質問したり、ネットワークを利用して短時間で解決するスキルが必須でしょう。忙しい毎日になるでしょうから、会社にいながらも殻にこもって、軽い孤独に陥りがちなので要注意です。自分の実体験からそう思います。

つまり、相談できる人、仲間、ネットワークが重要です。それによって仕事のアウトプットの量と質が大きく左右されます。これからその傾向はより強くなることでしょう。「一人で悩まない」状況を作り、変化の早いこの愛すべき仕事で成長してください。