アンブログ | WEB制作会社アンのメンバーがお届けする情報メディア

アンブログ/株式会社アンのスタッフブログ

クライアント Webマーケティング

Webサイトの制作を通してブランディングしていくということ~アンの事例紹介~

こんにちは!うえのです。
Webディレクターという立場で、主に企画・マーケティング・ライティングなどを担当しています。

マーケティングに携わる方なら、「ブランディング」という言葉を一度や二度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。けれど、いざ「ブランディングの意味を説明せよ」と言われると、すぐには答えられない人も少なくないはずです。

ブランドとは【形のない価値、 ユーザーが商品やサービスに対して持つ共通のイメージ】になります。

また、 ブランディングとは【商品やサービスについて ユーザーに共通のイメージを認識させること】をいいます。
ブランディングを実施し、市場でのポジショニングを確立することにより、商品やサービスの価値を認識してもらうことができます。



自分たちのブランド力に気づいていないクライアントも多い

Web制作において、サイトを作ることで、そのブランドの力を魅力的に見せることは非常に重要です。

しかしながら、ブランドが定まっていないクライアントの場合はどうしたらよいのでしょうか。

今回は、アンで実際に携わった案件の中で、Web制作を通じてブランド力を高めた事例をご紹介します。

一体どんなサイトを作ればいいの?
今から11年前、
植木の仮植農園のサイト制作依頼をいただきました。

初めて聞く「仮植農園」とは、販売するための植木を育成する場所のことで、
web制作会社の人間として、当然のように
カートをつけて植木を販売するサイトを作ろうとしました。

ところが、社長さんは 首を横に振る。

なるほど 通販ではなく、農園に買いに来てもらうのですね!
それでは価格を載せましょう と提案するも・・・

社長さんは 首を横に振る。

ネットショップでもなく、企業サイトでもなく、
カートもなく、価格も載せない、植木を販売するサイト・・・・
いったい どんなサイトを作ればいいのだろう???

当時、困惑したことを記憶しています。



魅力をかみ砕き、Web制作に落とし込む

頭を切り替えて、「植木」に感じる魅力を、表現していくサイトにすることにしました。


たとえば
・身近な自然に対する愛おしさ
・植物への愛情
・自然のままの生物が作り出す造形美 
・ナチュラルに触れるよろこび
・癒し

などです。


また、
植物と人間とのかかわりの歴史、植物の色や香りを人間はどのように感じてきたか、など
あらゆる視点から「植物って知っているよりもっと素晴らしいんだ!」
という実態を表現しようとサイト制作しました。


さらにプラスして

・植物を相手に働くスタッフさん達の生き生きとした姿や、
・決してやさしいばかりでない自然環境の中で木々を生かすための技術や設備や工夫

などの農園の魅力を表現してきました。



愛のあるコンテンツが完成

公開後に なにより素晴らしいコンテンツになったのは
「社長ブログ」にあたる「農園日記」でした。
木を“娘”と呼び、納品を“嫁入り”と捉える社長さんが
10年以上にわたり綴った日記は木々への愛情いっぱいで、
今や農園の魅力を最も伝えてくれるコンテンツになりました。

Web制作を通してブランド力を作り上げるのも私たちの仕事

このクライアントの事例では、最初からブランディングをしたものではありません。

植木に対して「ユーザーが持っている共通のイメージ」を明確化し、
「実態のない価値」に実態ある価値を与えることで
Web制作を通してブランディングしていたのだと、あとから気づきました。

売れ筋、安く買える、何でもそろうネットショップのような必要な品ぞろえとは無縁の植木農園。

お客様は年々増え、実際に農園でお気に入りの木を自分で探して 自分で見つけて
売れ行きも好調に伸びているそうです。


植木を探しているユーザーたちは、
ネットショップのようにカートがあるわけでもなく、価格も載っていない”商品を買えない”このサイトを見て、
この農園に興味を持ち、ここで育った木を見たくなって 農園を訪れてくれました。

個人客だけでなく、建築家やガーデンデザイナーといったプロたちも
多く訪れるようになったと聞いています。

まとめ

このクライアントの場合、もし、最初に価格を明記してカートをつけたサイトを作っていたら、
ブランディングできず、他の植木販売サイトと「価格競争」に陥っていたかもしれません。

ブランディングは、
”正しくおこなうことで長期的な利益を得られる重要な戦略”です。

ただのWeb制作をするのではなく、クライアントの本当の魅力を最大限に引き出すこと。
Webを通して、引き出した魅力が最大限伝わるサイトを立ち上げること。

ブランディングとはWeb制作においてとても重要な要素の1つだといえます。
このようなウェブ運営に参加し、多くの学びを得たことは会社にとっての財産だといえます。

▼ご紹介した案件はこちら
若生植木農園